セキュリティの新しい風 ~ 怪しい・怪しくない、不審 ~
上記の2枚の人物をみて、どちらが犯罪者かわかるだろうか?
2019年4月14日 テレビ朝日「ビートたけしのTVタックル」で、5月の10連休に関して、「アポ電」等の詐欺の話をしていた。
ゲストの防犯専門家が、連休中に親の所に行って、「怪しい人が来たり、電話を掛けてこなかった?」と聞いてはダメと言っていた。 アポ電等、高齢者を狙った詐欺では、裁判所職員、自治体職員、銀行員、子どもの会社の同僚等々、皆 いい人ばかりだ。
「怪しい人が・・・ 」なんて言っては、ダメ、電話にでないことが良いことです。
また、最近のTwitterに、以下のメッセージがアップされていた。
警視庁犯罪抑止対策本部 @MPD_yokushi·16h『ニセ息子はやはりニセ息子』の巻。 「二郎だけど」と次男を装う者から電話。
日ごろ兄を呼び捨てにしないのに…不審に思った母は「兄を呼び捨てにするな」と一喝。
日頃から家族で連絡をすることが大事ですね。
とありました。
この母の家がどこかわかりませんが、『不審に・・・一喝』で犯罪者は学習します。 次に電話を掛ける時には、【兄を呼び捨てにしない】可能性があります。
所で、上記の人物A と Bでどちらが犯人か分からない と言うのが正解ですが、
サイバーセキュリティ対策(個人対策)で、添付メール等への対策として、
不審なメールを開かない
と言った記事が結構あります。 でも、不審なメールと不審でないメールの区別が、利用者が判断できるのでしょうか? 【不審なメールでない】と判断すれば、メールに添付されてファイルを開いてしまう可能性があります。
企業等の組織でのサイバーセキュリティ対策では、添付ファイルをクリックしてしまい、
何も怒らない(普通は、ファイルの内容が見えますね)、
自分の組織と関係ない内容
など色々ありそうですが、個々の組織、部門により色々ありそうですが、それをサイバーセキュリティ教育・訓練で行う必要があるのではないでしょうか?
おかしいと思ったら、サイバーセキュリティ担当に連絡をして、対応を仰ぐことが大切ではないでしょうか?
企業・組織では、連休後に多くのメールが利用者に送られている可能性があります。
適切な対応で、サイバーセキュリティに対象してください。
(2019.04.16)